見積り調整が終盤に差しかかってきた『風と光と暮らす家』(SE構法2階建)は、昨日(7/14)に確認申請を民間の審査機関に提出しました。
この住宅は「4号建築物(4号建物)」といわれる木造2階建て等の小規模建築物で、建築基準法第6条1項による分類では「木造2階建てで延べ床面積500m2以下」に該当します。
4号建築物には、建築確認申請時に確認(審査)の特例(施行令10条の3号、4号*)が認められていて、建築士が設計したものは、法適合性の審査が一部省略され、構造耐力(法20条)の審査も省略されます。木造2階建ての『風と光と暮らす家』は、構造計算を行なって構造の安全性は確かめていますが、4号特例(令10条4号)が適用されるため、確認申請には構造計算書は添付せずに審査を受けます。
*例えば木造2階建ての一戸建て住宅で、防火・準防火地域の外側にあれば3号特例、防火・準防火地域の内側にあれば4号特例になります。
上の建築確認申請とは別に、『風と光と暮らす家』は「贈与税の非課税制度」を利用するため、「住宅性能証明」を審査機関で取得します。
新築住宅の「贈与税の非課税制度」の利用条件は、住宅性能表示の「省エネ等級4」または、「耐震等級2以上」となっています。『風と光と暮らす家』の耐震等級は「等級3」で設計していて、審査には構造計算書と構造図面を一緒に提出します。